製品案内

クロスロール型パイプ矯正機

鋼管、非鉄金属管等の高速高級矯正機であり、当社の主製品の一つであります。
即ち、小は2mm程度の鋼管用又特に高精度の矯正度を要求される原子力燃料被覆管用等から、大は16インチ中径管用まで広くカバーいたしております。
本機は、一般電縫管ライン用としては勿論でありますが、高速鍛接管又高級鋼シームレス管用等内外の著名メーカー殿に納入して常に御好評を博しております。
又、パソコンによりパイプサイズを入力する事により自動ロール位置決めを行うシステムも提供出来ます。

クロスロール型丸棒矯正機

金属の丸棒を高速に矯正する機械であり、各種矯正機の中でも特に当社製品の優秀性を自負できる機種であります。
即ち、高抗張力の丸棒を100M/min程度の高速で矯正する為には設計及製造に於て極めて高度の技術が必要であり、ほとんど独占的に当社製のものを御採用賜っております。

2プレーン型矯正機

上記2機種は被矯正材が高速に自転します。コイル材等被矯正材が自転できないもの、又作業上自転させたくないものの為に本機種があります。
即ち竪軸ローラー、横軸ローラーを並べたものであり、2プレーン機と称します。
矯正精度的にはやや劣りますので粗矯正が建前ですが、熟練された工場ではクロスロール型矯正機と同様な効果を出しておられます。

シングルプレーン矯正機

アングル等の型材の矯正及びパイプ丸棒の粗矯正のために用いられます。
一般的に上下ロール、千鳥配置となります。ロール軸は片持式、又は両持式となります。
又、アングルを最大24本同時に矯正する多条矯正の実績もあります。

2ロール矯正機

丸棒鋼等の矯正に於て高速を要さない場合、又、比較的低コストである為に、機械が巨大となる太物矯正の場合本型式凸凹2ロール矯正機が有効であり、当社の主要な製品の一つであります。特に、世界最大級の200mm用のものも製造実績があります。

ダイス回転式矯正機

以前よりデフォームドバーインコイル等の矯正の為、ダイス回転式矯正機を開発し特許を取得しておりました。
今般、小径のチューブインコイルの巻き戻し用として新たに設計し、パイプ表面に傷を付けないという事で多数ご採用いただいております。

その他の矯正機

クランク式又は油圧式プレス矯正機、ストレッチャー。
又SUTTON矯正機としてKTC、SD型の多くの実績があります。(技術提携は終了)

ARSS

自動ロールセッティングシステム

最近の少量多品種の生産ニーズに対応して、ロールセッティングを短時間で頻繁に行う事は作業者にとって困難な仕事で、且つ実稼働率の低下を招きます。このためデジタル自動位置決め(APC)を採用される場合が多く、更に近年のパソコン等の著しい進歩、発達に依りパソコンと連携をして簡単にAPCを行う事も出来ます。即ち作業者は外径、肉厚、材料強度をインプットするだけで最適のロールセッティングを瞬時に行う事が出来ます。
但し、APCを行う為には高精度で、且つ高剛性の機械系が必要である事は言うまでもありません。
尚、作業者の利便の為、APCの前段階としてデジタル遠表示のみお付けする事も出来ます。